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これは農水省から農薬として許可されたもので、対象作物以外の使用は認められていません。
また天敵生物の使用には、生態系への配慮から外へ逃がさないことが重要で、逃亡防止施設のない場所での利用はできません。
ご注文の際には必ず使用作物と使用施設の構造を備考欄に記載してください。
備考欄に記載の無い場合は、メーカーが出荷しませんので必ず記入をお願いいたします。
※こちらの商品はメーカーから直送いたしますので、 代引きでのお支払い、運送会社の指定はできません。
10セットまでは1080円でお届けできます。
(北海道、沖縄、離島を除く) また、直送のため、配達ご希望日にお届けできない場合もございます。
あらかじめご了承ください。
【テントップの特徴】 1 テントップは、アブラムシ類の捕食性天敵であるナミテントウの2齢および3齢幼虫をカップに封入した製剤です。
ナミテントウ虫はテントウムシ類の中では大形で、体色は赤紋(2紋、4紋)、赤地に細かい黒紋、全体が黄褐色など様々あります。
他の天敵よりも大型であるため、効果・活動状況が確認しやすい天敵製剤です。
2 ナミテントウ虫は幼虫期から成虫期まで長期間アブラムシの捕食します。
成虫で捕食する期間は季節により異なりますが、3週間(夏)〜4ヶ月(冬)です。
3 放飼されたナミテントウは、さまざまな種類のアブラムシを大量に捕食します。
成虫の場合は、1日あたり約100頭のアブラムシを捕食します。
4 本剤のナミテントウは飛翔できないなめ、放飼後の定着が良好です。
テントップに封入されているテントウムシは飛べませんし、その子供も飛ぶことが出来ません。
5 高温時に活動が鈍るのでトマトへの利用は向いていません。
【対象作物】 イチゴ、きゅうり、スイカ、ピーマン、メロン等 歩く虫なので、トマトの栽培には基本的に向きません。
粘液につかまって花まで行けないことがあり、効果が薄れます。
この虫を、アザミウマがいるところに直接乗せていただくことで効果を得ることは可能ですが、 大規模な農場には向きません。
【テントップの導入】 1 必ず施設内で使用すること。
屋外への逃亡を防ぐ防虫ネットを必ず使用してください。
2 アブラムシの発生に注意し、発生を確認してから導入する。
3 すでにアブラムシが多発生している場合は、天敵に影響の少ない薬剤を散布してください。
4 10アールあたり4〜8ボトル使用し、1週間後にさらに同量を、2週間後にも同量を導入すると効果的です。
(2世帯目が途切れることなく、発生します。
) 有効成分:ナミテントウ幼虫50頭/1カップ 対象害虫:アブラムシ類 対象作物:施設栽培野菜 使用量:0.5〜4頭/株 導入前の準備 1 施設開口部には防虫ネットを張りましょう。
側窓、天窓、出入り口などには害虫侵入防止用ネットを張りましょう。
2 施設内外の除草をしておきましょう。
施設の内外の雑草はダニや害虫の発生源になっています。
必ず除草をしておきましょう。
3 ペタットやリボンテープなどの粘着捕虫資材を用いてモニタリングをしておきましょう。
害虫の大量発生を防止するだけでなく、常に監視しておくことが大切です。
4 農薬の残効がないようにしておきましょう。
詳しくは「天敵生物に対する農薬の影響表」がございますので、ご希望の方はお申し出ください。
5 天敵生物が活動しやすい温度環境にしておきましょう。
天敵製剤は導入生物が活発に活動することで効果を発揮します。
ナミテントウの活動最適温度は20〜25℃です。
「テントップ」が届いたら 1 輸送箱から取り出し、死滅などの有無をご確認ください。
万が一不都合状態でとどいた場合は至急当店まで連絡をお願いいたします。
2 これまで使用した農薬が天敵生物に影響しないか、「天敵生物に対する農薬の影響表」で再度確認しましょう。
3 到着後は速やかにすべて放虫し、使い切ってください。
万が一放飼が翌日になる場合は、容器を新聞紙に包んで乾燥を防ぎ、冷蔵庫の野菜室で保管してください。
冷凍保管は絶対にしてはいけません。
テントップの放飼方法 1 モニタリング結果を参照し、テントップの放飼量や場所を決定します。
アブラムシ類の発生が1匹でも確認された時(アブラムシ発生初期) アブラムシ発生場所が10aあたり3〜4ヶ所程度の時 2.テントップの放飼方法をご確認のうえ、放飼しましょう。
10aあたり1〜2カップをアブラムシ発生場所に直接放飼します。
テントップはアブラムシの増加程度によって随時追加導入します。
3 アブラムシの発生が点在している場合には、アブラムシ発生場所付近に放飼しましょう。
4.導入翌日からナミテントウの定着を確認しましょう。
アブラムシの発生場所が増加していないか確認しましょう。
商品名 テントップ 種類名 ナミテントウ剤 製品規格 1カップあたり200頭 学名 Harmonia axyridis(Pallas) 農林水産省登録 第23698号 これは農水省から農薬として許可されたもので、対象作物以外の使用は認められていません。
また天敵生物の使用には、生態系への配慮から外へ逃がさないことが重要で、逃亡防止施設のない場所での利用はできません。
ご注文の際には必ず使用作物と使用施設の構造を備考欄に記載してください。
備考欄に記載の無い場合は、メーカーが出荷しませんので必ず記入をお願いいたします。
なぜ面倒な天敵を利用するの? アブラムシは害虫の中でも増殖能力が大きく、植物の栄養をとられるだけでなく、ウィルス病の媒介をする厄介な害虫です。
アブラムシは殺虫剤で退治できますが、世代交代が早く、化学農薬に対する耐効性の獲得が早いので化学農薬の使用では限界があります。
何度も使用するうちに効かなくなっていくことで次々と強い農薬が開発され使用されてきたのが現状です。
新たに使用した農薬にも抵抗性を持つアブラムシが現われ、虫と薬の開発競争が繰り返されてきたのです。
これはアブラムシに限ったことではありませんが、特に施設栽培では残留農薬の問題や使用する生産者の被薬の問題も生じています。
病害虫対策には化学農薬だけに頼らない総合的な対策が必要です。
天敵利用は様々な制約もあり、これだけで解決できるものではありませんが、農薬や防虫ネット、粘着テープなどの総合的な対策の一つになっていくものと思います。
ナミテントウはどんな虫? シベリアから中国、朝鮮半島、日本全土に生息するテントウムシの1種で、黒地に赤〜オレンジ色の斑紋があるよく見かけるテントウムシです。
紋の色や数には地方によって変異があり、紋の無いものや19個あるものまでさまざまです。
幼虫次代も成虫になってからもアブラムシを食べる益虫です。
アブラムシの天敵なのです。
成虫で越冬し、春に産卵します。
春に生まれた幼虫は、さまざまな種類のアブラムシを大量に捕食します。
アブラムシを食べて大きくなった幼虫はサナギ期間を過ぎて成虫になってからもアブラムシを捕食します。
テントップとは テントップは新しく開発された遺伝的に飛翔能力を無くしたテントウムシです。
ナミテントウはどこにでもいる昆虫ですが地方変異があり、生態系への配慮から人為的に養殖したものは外へ逃がさないことが重要です。
テントップは外部へ飛翔はしませんが、防虫ネットに覆われた施設栽培での使用が条件となっています。
楽天で購入18,392円(税込み)